- ボルダリングってどんな習いごと?
- 月謝はいくら?道具は何がいるの?
- 習うメリット、デメリットが知りたい!
子供の習いごととして注目を集めているボルダリング。東京オリンピックの正式種目に選ばれるなど、将来性も加味して習う人も増えています。ですが、どんなスポーツなのか知らない人も多く、始めるにはハードルが高いと感じる人が多いのも事実です。
私はボルダリングを始めて早17年が経ちました。現在は外でボルダリングをする岩場の管理、体験イベント、自然保護の清掃活動を行っています。子供は3人おり、実際に教室にも通わせた経験があります。
そこでこの記事では、身体の成長だけではなく、思考力や社会性まで身につくボルダリングを、教室の内容や料金、準備するもの、メリット・デメリットまで解説します。
この記事を読むことで、実際の教室の流れがイメージしやすく、習いごとを検討するためのヒントが得られます。
私の実体験をもとに情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ボルダリングとは、壁にあるホールドを使ってゴールまで登るシンプルなスポーツ
ボルダリングはスポーツクライミングに分類され、3~5mの壁にある決められたホールドのみを使って登るスポーツです。東京オリンピックから正式種目に選ばれ、主にボルダリング・リード(紐を使い高い壁を登る)の2種類で順位を競います。
教室の対象年齢は小学生以上が一般的。月謝は5000円が相場
小学生以上対象の教室が多いですが、中には幼児クラスとして4歳からはじめられるジムもあります。私の子どもが通った教室では幼児クラスもありました。
月謝の相場は週1回で5000円、好きな時間に好きなだけ練習できる月会員に登録するとプラス2000円くらいでした。
将来、オリンピックやプロを目指す場合は遠征費など別途掛かります。
ボルダリング教室の流れを紹介
ここでは教室の流れを紹介します。時間は週1回で90分程度、親は見守りをしなくても大丈夫でした。
①準備体操
身体を温めるために、先生のお手本を見ながらストレッチを行います。
②動ける身体になるための基礎運動
バランスボードに乗りキャッチボール、綱渡り、床体操、ラダートレーニングなどを行います。走る、登る、飛ぶ、投げるなどの基礎運動をしっかりと練習します。
③注意事項の確認
安全面のルールを確認します。登っている人の下に入らない、マットの上を走らない、順番を守るなどの内容です。
幼児クラスではテンションが上がるとルールを忘れがちですが、その時はやさしく注意してくれます。
④簡単なコースで基本の動きを練習
基本の動きをムーブと言い、その要素を含んだコースを反復練習します。途中で5分間登り続けるなど、持久力を鍛えることもあります。
⑤難易度の高いコースに挑戦
難易度の高いコースに挑戦し、全身の筋力、思考力や観察力、チャレンジ精神をトレーニングします。
ボルダリング教室で準備するもの
- 動きやすい服装
- クライミングシューズ
- チョークバック
- タオル
- 飲み物
ボルダリングはシンプルなスポーツで道具も少ないのが特徴。はじめはシューズとチョークバックもレンタルで構いません。
初心者向けクライミングシューズの選び方は【こちら】を参考にしてください。
慣れてきたらシューズとチョークバックを購入しますが、費用は13000円~20000円くらいで揃います。
シューズとチョークは消耗品になりますが、シューズは年に2足履き替えるくらいです。他の習いごとと比較してもあまり費用は掛かりません。
ボルダリングを習うことのメリットを紹介
全身の筋力向上、バランス(体幹)が鍛えられる
腕で登る印象が強いですが、手足で身体を支えながら動くため全身の筋力が向上します。課題は難しくなるほど落とすためにセッティングされており、取り組むだけでバランス感覚が身につきます。
観察力、思考力が鍛えられる
登るヒントを得るために、他の子の登りや課題を観察することがとても大事になります。どう登れば良いのかを考えてイメージすることで思考力も鍛えられます。
集中力がつく
イメージした通りに登ることや、手足が滑って落ちないように注意する必要があります。難しくなるほどより繊細な動きが求められ、自然と集中力が鍛えられます。
チャレンジ精神がつく
ボルダリングは失敗することが多いですが、乗り越えることでチャレンジ精神がつきます。失敗から学びクリアすることで自信がつき、自己肯定感を育てます。
社会性が身に付く
ジムには幅広い年齢層の方がおり、その中で課題を共有したり、ルールを守りながら関わる必要があります。その関わりの中で自然と社会性を学ぶことができます。
世代を超えて応援したり声を掛け合ったりすることも、同じ年代が多いチームスポーツとは大きく異なります。
ボルダリングを習うことでのデメリット
親の付き添いが必要なことがある
教室を運営しているジムによりますが、親の付き添いが必要なことがあります。特に幼児クラスでは、心細く泣いてしまう子や習いごとに慣れず騒いでしまう子も。私の子どもが通っていた教室は付き添いをしなくても大丈夫でした。
怪我のリスクはゼロではない
運動教室において怪我のリスクはゼロではありません。これは他のスポーツも同様ですが、登れない悔しさから無理をしてしまい怪我につながることも。注意事項をきちんと守れば基本的に大丈夫です。
ジムスタッフも安全性を確保するため、落ちるところに厚いクッションを敷くことや、子ども達に目を配ること、ルールやマナーを徹底するなど対策をしています。
個人競技でチームワークは学べない
ボルダリングは個人競技ですので、野球やサッカーのようなチームワークを学ぶことはできません。ですが、年代の違う人達や、教室の仲間との関わりの中で社会性を身につけることができます。
まとめ
ボルダリングはシンプルなスポーツですが、習うことで多くのメリットが得られます。
親子で共有できる趣味としても人気が高まっており、一緒に楽しむこともできます。気になる方はぜひ体験教室に行ってみてください。
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